きつい・ゆるいスーツのウエストを直すときの注意点と選択肢
スーツのウエスト直しは、見た目と着心地を保つために欠かせない補正です。料金や納期の目安、依頼先の特徴からアジャスターの活用法まで専門家がわかりやすく解説し、最適な方法選びをサポートします。
スーツのウエスト直しは可能?

体型が少し変わっても、ウエストはお直しで整えられることが多いです。一般的には数センチの調整で見た目を保ちやすく、日常づかいの一本を長く活かせます。まずは今の合い具合と希望寸法を測り、無理のない幅で相談するのが安心です。
ウエストは「詰め」も「出し」も対応可能なケースが多い
「詰め」とは、ウエスト部分の生地を内側に縫い込み、サイズを小さくすること、 「出し」とは、ウエスト部分の縫い代をほどいて広げ、サイズを大きくすることです。
多くの既製スラックスは±3〜4cm前後までなら対応しやすい作りです。大きく詰めすぎると線が崩れるため、まずは目安内で検討します。
生地の縫い代や構造によって調整の幅には限界がある
生地の縫い代や作り方によって、ウエストを直せる範囲には限りがあります。ウエストの内側には「縫い代」という余り布があり、この部分が多ければ広げやすく、少なければほとんど広げられません。
目安として、縫い代がしっかりあれば最大で5cmほど広げられることもありますが、形が崩れないように、少し控えめに直すほうがきれいに仕上がります。
メンズ・レディースともに対応可能
基本的には両方対応できますが、チェーンや店舗で可否が分かれることがあります。メンズ中心で、レディースのウエスト調整を受けない案内もあるため、事前確認をおすすめします。
ウエストが合わなくなったとき、まず確認すべきこと

ウエストがきつくなったり緩くなったりした場合、すぐに補正を依頼する前に確認しておくべきポイントがあります。事前に状態や条件を把握することで、無駄な費用や時間を防ぎ、満足度の高い仕上がりにつながります。
どれくらい詰めたい・広げたいのか
まずは必要な調整幅を明確にしましょう。±1〜2cmで済むのか、3cm以上必要なのかで依頼方法や費用が変わります。体型の変化が一時的なものか継続的なものかも考慮して判断すると、今後の補正計画が立てやすくなります。
スーツの素材・構造・縫い代の余裕をチェック
生地の種類や縫製方法によって直せる範囲が異なります。縫い代が十分あれば広げられますが、足りない場合は詰める方向のみ可能です。ストレッチ素材は詰めや広げがしやすい一方、ウールや特殊素材は慎重な作業が必要です。
購入店で補正サービスが使えるかの確認
購入店での補正は、縫製仕様を熟知しているため仕上がりが安定しやすいです。無料または割引で対応してくれる場合もあります。購入時の保証やサービス期間が残っているかも合わせて確認すると、コストを抑えられます。
| 確認項目 | 内容 | 注意点・ポイント |
|---|---|---|
| どれくらい詰めたい・広げたいのか | ±1〜2cmか、3cm以上かで方法や費用が変わる | 一時的か長期的なサイズ変化かも考慮 |
| スーツの素材・構造・縫い代の余裕 | 生地や縫製方法によって直せる範囲が異なる | 縫い代不足だと広げ不可/特殊素材は慎重に |
| 購入店で補正サービスが使えるか | 店舗によっては無料・割引や短納期対応あり | 保証期間やサービス内容を事前に確認 |
ダンカンで購入したスーツは、購入後1年間のサイズ再調整に無料で対応いたします。他店購入品のお直しも承ります。詳しい料金・対象条件は公式の料金表ページをご確認ください。
ウエスト直しはどこでできる?

ウエスト直しは、街のリフォーム店からスーツ専門店、オーダースーツ店まで幅広く対応してくれるところがあります。それぞれの依頼先には特徴があり、料金や仕上がりの早さ、得意分野が異なります。用途や希望に合わせて選ぶことで、より満足度の高い仕上がりになります。
洋服リフォーム専門店
全国に店舗を構えるお直しチェーンは、アクセスが良く、短納期にも対応しやすいのが強みです。駅ビルや商業施設内に入っていることも多く、買い物ついでに持ち込めます。個人店の場合は、細かい要望にも柔軟に応えてくれるケースがあり、常連客が多いのも特徴です。
スーツ専門店の持ち込み補正
購入したスーツ店でそのまま直せることも多く、店舗によっては他店購入品の持ち込みにも対応しています。専門店ならではの縫製知識と、既製スーツの構造に合った補正が期待できます。
オーダースーツ店のアフターケア
オーダー店では購入後のアフターサービスとしてウエスト直しを行っている場合があります。初回補正が無料になる店舗もあり、同じ仕立て職人が対応するため、全体のバランスを崩さずきれいに直せます。
レディース対応の有無や予約制など店舗選びのポイント
レディーススーツはメンズに比べて構造が複雑なことが多く、対応できる店舗が限られる場合があります。また、人気店では予約が必要なケースもあるため、依頼前に対応範囲と予約の有無を確認しておくと安心です。
| 依頼先 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 洋服リフォーム専門店 | 全国展開や個人店があり、短納期も可能 | 気軽に持ち込みたい、近所で済ませたい |
| スーツ専門店 | 専門知識があり、既製スーツに強い | 購入店で直したい、他店品もOKな場合あり |
| オーダースーツ店 | 同じ職人が仕立て直すためバランスが良い | オーダー品の補正、細部までこだわりたい |
ウエスト直しの料金相場と納期の目安

ウエスト直しの費用や時間は、調整の幅やスーツの構造によって変わります。事前に目安を知っておくことで、予算やスケジュールを立てやすくなります。特に急ぎの場合は、依頼先ごとの対応スピードや追加料金の有無を確認しておくことが大切です。
一般的な詰め・広げ:2,000円〜4,000円程度
既製スーツの標準的なウエスト直しは、この価格帯が多く見られます。±3cm程度の調整ならこの範囲で済むことがほとんどです。料金は店舗や地域によって差があり、チェーン店のほうが比較的明確な料金設定になっています。
ダンカンでは下記の料金でお直しを承っております。
| お直し箇所 | お直し料金 | ダンカン製品特別料金 |
|---|---|---|
| ウエスト調整 | 2,500円〜 (税込 2,750円〜) |
2,000円〜 (税込 2,200円〜) |
生地の構造が複雑な場合や芯地調整が必要な場合は+α
ベルト裏の芯地や裏地の縫製をほどく必要がある場合、作業工程が増えるため追加料金が発生します。特殊素材や装飾がある場合も同様に費用が上がる傾向があります。
納期は最短当日〜3日程度/急ぎ対応や特急料金の有無も事前に確認
シンプルな調整であれば、朝に預けて夕方受け取れる即日仕上げも可能です。ただし、繁忙期や凝った作りのスーツでは数日かかることもあります。急ぎの場合は特急料金が設定されているかを確認しておくと安心です。
| 内容 | 料金目安 | 納期目安 |
|---|---|---|
| 一般的な詰め・広げ | 2,000〜4,000円 | 当日〜3日 |
| 複雑な構造や芯地調整あり | +数百〜数千円 | 数日〜1週間 |
| 特急対応 | 店舗による | 当日または翌日 |
自分でスーツのウエスト直しはできるのか?難易度と注意点

スーツのウエスト直しは自宅でも挑戦できますが、仕上がりや耐久性を考えると注意が必要です。特にスーツは生地や縫製がデリケートなため、失敗すると元に戻せないこともあります。目的や状況に応じて、自分で行うかプロに依頼するかを判断しましょう。
簡易的な調整
簡易的な調整方法として、アジャスターの取り付けやウエストバンドの詰め縫いがあります。既製品のアジャスターを取り付ける方法は、比較的簡単で低コストです。ウエストバンドの一部を詰めて縫うだけでも一時的なサイズ調整は可能ですが、見た目や耐久性は店舗での補正に劣ることがあります。
手縫いやミシンが必要な場合
本格的に詰めたり広げたりするには、縫い目を解いて再縫製する工程が必要です。縫製経験がないと生地を傷めたり、左右のバランスが崩れるなど失敗する恐れがあるため、慎重な作業が求められます。
応急処置としての手順
応急処置としてベルトや滑り止め付きインナーを活用する方法もあります。滑り止め付きインナーとは、腰回りの裏側にシリコンやゴムの加工が施されたシャツや下着で、ズボンのずり落ちを防ぎ、フィット感を高めます。イベントや出張などで急にサイズが合わなくなった際に便利ですが、あくまで一時的な対応にとどめ、後日きちんと補正を行うことが望ましいです。
レディーススーツのウエスト直しで注意すべきポイント

レディーススーツのウエスト直しは、見た目の美しさを損なわずに仕上げることが重要です。特に女性用スーツはデザイン性が高く、ラインの崩れが目立ちやすいため、調整には細やかな配慮が必要です。仕上がりの印象を左右するため、依頼先選びも慎重に行いましょう。
ヒップや太もも部分とのバランス調整が必要
女性用スーツはウエストだけでなく、ヒップや太もものラインも含めて全体のシルエットを計算して作られています。そのため、ウエストを詰めすぎると下半身が動きにくくなったり、生地にシワが寄ることがあります。
メンズよりも補正の自由度が狭いこともある
レディーススーツはタイトな設計や複雑な切り替えが多く、縫い代が少ない場合もあります。このため、出せる量や詰められる幅が限られることがあり、希望どおりに直せないケースも少なくありません。
レディース専門の補正技術をもつ店舗に依頼するのが安心
女性用のラインや縫製構造に慣れた職人がいる店舗では、バランスを保ちながら自然な仕上がりに直してくれます。店舗によっては試着しながら細かく調整してくれるところもあり、安心して任せられます。
アジャスター付きスーツでのウエスト調整の限界と注意点

アジャスター付きスーツは、ウエストサイズを簡単に変えられる便利な仕様ですが、調整できる範囲には限りがあります。特にビジネスやフォーマルの場では、見た目やフィット感にも注意が必要です。
アジャスター付きでも限界は±2〜3cm程度
多くのアジャスターは、広げる・詰めるともに最大で約2〜3cmの調整が可能です。これ以上の変化が必要な場合は、生地や構造を直接直す補正が必要になります。
それ以上の変化には補正が必要
体型の変化が大きい場合、アジャスターだけでは十分なフィット感を得られません。ウエスト部分の補正と併用することで、着心地と見た目の両方を保つことができます。
フォーマル用途では見た目にも配慮を
アジャスターは便利な反面、サイド部分のデザインやシルエットに影響を与えることがあります。結婚式や公式行事などのフォーマルな場では、アジャスターの使用が目立たないように仕立て直しを検討すると安心です。
まとめ:ウエストが合わなくなってもスーツは活かせる!

ウエストがきつくなったり緩くなったりしても、適切な方法を選べばスーツはまだまだ活躍できます。大切なのは、仕上がりの美しさと着心地の両方を意識しながら補正することです。
状況に応じた適切な補正方法を選ぶことで快適さと見た目を両立
わずかな変化ならアジャスターや簡易補正、本格的なサイズ変化なら縫製による直しなど、状況に合った方法を選べば長く快適に着られます。
「どこで」「いくらで」「どれくらい直せるか」を事前にチェック
依頼先によって料金や納期、対応できる調整幅が異なります。事前に確認しておくことで、希望どおりの仕上がりとスケジュールを確保できます。
自分でやるか、プロに頼むかは補正の範囲と目的で判断を
応急的な調整は自分でも可能ですが、きれいなシルエットを保つにはプロの技術が安心です。用途や着用シーンに合わせて判断すれば、スーツを無駄にせず長く活かせます。
クローゼットの奥に眠っている一着はありませんか?
「丈が合わなくて、着る機会がなくなった」
「小さな破れがあって、このままじゃ外に着ていけない」
体型の変化、ライフスタイルの変化。時が流れるほど、大切な服との距離は開いていきます。買い替えも考えたけれど、形見のもの、高級品、思い出が詰まった服は、簡単に手放せない。
そんな一着を「また着たい」に変える、ダンカンのお直し
オーダースーツ専門店として長年培ってきた技術と知識で、お客様の大切な服の状態やご要望を丁寧にヒアリング。プロのフィッターが最適なプランをご提案し、体型に合わせたリサイズ、破れの修復、シルエットの調整まで、一着一着丁寧に仕上げます。
もう一度、あの一着に袖を通す喜び。
それは、新しい服を買うこととは、また違う特別な感動です。
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